年明けからラン活しました、まつだです!
ランドセルってどういう基準で選べばいいんだろう?
子どもが年中の冬頃から始まるラン活(ランドセルを選んで購入するための活動)。
「ランドセル」と検索エンジンで検索したが最後、SNSでは素敵なランドセルの広告がじゃんじゃん出てきて一体どれを選べばいいの!?状態へ。
実際、私がその状態に陥りました。笑
私と夫が一目惚れしたのは土屋鞄のランドセル。デザインは現代的でスタリッシュ、色も落ち着いており、本革でメンテナンスも充実しています。もちろん機能性もよかったです。気に入ったのは私と夫です。笑
今回は「ランドセル選びの基準」について、我が家のケースを元に紹介していきます。
ランドセル選びの基準:結論
結論から言います。
本人の好きなランドセルを!
誰がなんと言おうとこれに尽きます。
小学校を6年間通うのは「誰」でしょうか。
紛れもなく、子どもが通います。
子どもが主役なんです。
親が・祖父母がお金を出すから子どもは黙って言うことを聞きなさい、は横暴であると思います。
ただし、世間体というものもありますから、そこは子どもと要相談ですが、
子どもは親の顔色を伺うことに長けています。
2023年2月1日にツイートされたセイバンの公式Twitterが反響を呼びました。
動画はランドセルを選びにいく子どもたち、それを別室のモニターで見守る親たちという構成で進められます。
動画の概要は、
子どもたちが選ぶランドセルを別室でモニタリングしていた親は納得(満足)そうな表情。
実際は「親が子どもに選んで欲しそうなランドセル」を選びましょうと指示されていた模様。
そのことを知った親は喜んでいいやら困惑やら複雑な表情。
次は「自分の欲しいランドセル」を選んでもらう。
すると個性的な色を選んでいく子どもたち。
「ええー!」と驚いたり「気に入ったのをるけてもらう方かいいね」と肯定する親たち。
中にはピンク色のランドセルを背負った男児もおり、複雑な表情を浮かべながらも「似合っている」と褒める父親。
子どもたちはみんな笑顔。
といった流れです。
動画の最後の「キミが好きなの、キミが選ぼう。」に涙腺崩壊した人も多いのではないのでしょうか。
どうしてこの結論に至ったのか、その過程
ランドセルの色に対するわたしの思い
昔話をします。
当時6歳のまつだ少女は戦隊モノが大好きで、推しの戦隊と同じ色の
黒色のランドセル
を欲しがりました。
しかし、父方の祖母、父、母は困った表情で
女は赤って決まっているの
と有無を言わせず赤色のランドセルを購入。
今思えばあれは親たちからの「周囲から差別的に見られないようにする優しさ」であったのかなと考えています。
しかし、20数年時が経ってもいまだにこのことは思い出しますし、周りからどう思われようとやはり黒色のランドセルがよかったなと考える時があります。
ランドセルの色のことで何十年も根に持つ気持ちにさせたくないので私は
子どもには好きな色を選んでもらいたい
という考えです。
この前、うちの子とは別の学区で黒色のランドセルを背負った女の子を見かけて、あの子は黒色のランドセルを選べていいなぁと当時の記憶を蘇らせていました。
(その子が本当に黒色のランドセルを欲しがって買ってもらったのかは知るよしもありませんが…)
姪っ子からの相談
夫の実家が夫の姪へ、ランドセルを購入してあげたそうです。
本当はピンク色が良かったのにおじいちゃんとおばあちゃんが
赤じゃないとダメ
って言ったから仕方なく赤にしたけど、やっぱりピンクが良かった
私と2人で車で移動していた時にこんなことを言っていました。
当時姪は小学校5年生です。
親にも、私の夫にも言えない胸の内を話してくれました。
この話を聞いてますます
ランドセルは子どもの希望をなるべく反映させてあげたい
と思うようになりました。
良いものを身につけさせたい夫vs好きなものを選ばせたい妻
実は夫とランドセルの性能のことでかなり話し合いました。
夫は大の革製品好き。
本革の職人さんが作るランドセルを推していました。
ここのメーカーの革製品はとても品質がいい!(わかる)
大手は広告費上乗せしてある値段だから品質に劣る!(そんなことはありません。個人の感想です)
子どもには良いものを使わせたい!(わかる、けど…)
夫は長女に推しているメーカーのカタログを見せて色々誘導。
長女は渋々「じゃあコレがいい」と言っていました。
私はそのやり取りを見て、いても経ってもいられず、夫に結局6年間使うのは子どもであることや私の幼少期の話をして話し合いをしました。
最後は長女の理想を夫に聞いてもらい、夫も
子どもが選んだランドセルが最高に良いもの
であると納得したようです。
両実家の反応
私の実家からは「初孫だからうちがランドセル買ってあげる!」と提案があり、色の希望に際しては
長女ちゃんの好きなのでいいよ!メーカーとか決まったら教えてね!
とあっさり。これが孫バカ…
夫の実家からは
長女ちゃんがランドセルを買うときは赤色のランドセルを買ってあげる!
姪っ子ちゃんたちにも赤色を買ってあげたから!
と長女に言っていました。
なんでも夫の実家がランドセルを購入する慣わし(?)のようです。
しかし、気が強めの長女は「えー、赤やだ!別の色がいい!」とバッサリ。
ハラハラしていたところに夫が「まつだの実家が買ってくれるらしいから今回はいいよ、弟たちの時にお願いするね」と言ってくれてなんとかその場が収まりました。
赤以外のものを購入したとわかった後の夫の実家では
今は赤以外にも色々選べるから素敵よね!
と暖かく見守ってくださりました。
昔から祖父母の考えも反映されてるのね、ラン活…。
ラン活も一筋縄ではいかないな、と考えたのでした。
ラン活1歩目は何をする?
まず、自分の住んでいる地域の小学生はどんなランドセルを背負っているか、子どもと一緒に見てみましょう。
私は子どもの保育園の送迎の際に登校している小学生のランドセルを見ながら
「みんないろんな色のランドセルだね〜、保育園卒業したら小学生だね〜」
と子どもに声をかけました。
自分がランドセルを背負って通学する姿
を想像してもらいます。
これがラン活の第一歩ではないでしょうか。
我が家の場合
いよいよ子どもの中で理想が出来上がります。
現在小学1年生の長女のラン活当時、すれ違う小学生のランドセルを見て
長女ちゃんはあの色がいい!
と即決。
本当にあの色でいい?
6年生のお姉さんになっても使える?
と何度も質問しましたが、理想は崩れません。
それなら!ということで長女の理想を探しました。
※選んだ色は赤色ではありませんでした。
ランドセルメーカーへ資料(カタログ)請求をする
まずは希望の色を取り扱っているメーカーへカタログ請求です。
1社だけではなく、何社か選んでカタログ請求すると比較がしやすいのでおすすめです。
ランドセルの展示会場を設けているメーカーはその中に案内を入れている場合があるのでチェックしてみてください。
ランドセルの展示会場へ足を運ぶ
カタログで見るのと、実物を目の前にするのとでは印象も違います(大きくは変わらないと思いますが)
背負った感じもメーカーによって違うので背負うことができればベストです。
子どもと話し合う
子どもと一緒にカタログや写真を見ながら決めます。
子どもの決定事項に対して、親の意見(否定ではなくあくまでも意見)を伝えるといいと思います。
私たち夫婦が長女に意見したのは
好みは変わること(色に関して)
結局シンプルなのが飽きないこと(装飾や刺繍に関して)
で、それを踏まえて最終判断を本人にしてもらいました。
結果、選んだランドセルは親が背負って欲しいシンプルなメーカーのものではなく、他のメーカーのゴージャス(派手?)なランドセルになりました(笑)
好きな色を選んで1年後、心境の変化は
長女に約1年間ランドセルを使用した感想を聞いてみました。
今好きな色は赤!
だけど、このランドセルは思い出がたくさん詰まっているし、ばあばから貰ったものだからこれからも大事に使いたい!
傷をつけたくないからランドセルカバーを買ってちょうだい!
実におねだり上手です。笑
まとめ
毎年、色や好みについて色々議論されていますが、子ども自身が選んだランドセルが子どもの好みに合わなくとも、最悪ランドセルカバーでイメチェンすれば良いかなと思う次第です。
安いのを購入して買い替えるという意見もありますし、ランドセルの選び方は家庭によってそれぞれだなと思います。
私は、子どもが自分で選んだランドセルが届いてすぐ、初めてランドセルを背負った時の長女の目の輝きを一生忘れないと思います。
子どもには自分で選んだランドセルを背負って小学校生活を楽しんで欲しいです!
最後までお読みいただきありがとうございました!