授乳するたびに気分の落ち込みや気持ち悪さを感じる…
3人とも母乳育児をしていたけれど、その気持ちとてもよくわかる!
長かった妊娠期を終え、これから赤ちゃんとの生活!
さあ、授乳しようね。
あれ?なんだか不快感…?気のせい?気持ちが落ちる…
そんな経験、ありますか?
私はあります。
卒乳時は、卒乳寂しい〜という気持ちはなく、ようやく解放された!という気持ちでいっぱいでした。
そんな私が体験したディーマーの症状を赤裸々に綴っていきます。(一部不快な表現があります)
また後半には実践した対策方法を紹介します。
ディーマー(D-MER)とは
不快性射乳反射 dysphoric milk ejection reflex(D-MER)
日本助産師会『乳腺炎ケアガイドライン 2020 刊行に寄せて』(P124)
母乳育児中の母親の射乳反射の 30 ~ 90 秒前に、胃の不快感、不安、悲しみ、恐怖、気分の落ち込み、緊張、感情的な動揺、いらいら、絶望感、否定的な感情が現れ、射乳反射のたびに繰り返される不快症状。個人の成育歴や分娩の体験などは影響しない。ドーパミンが介在していることはわかっているが、症状が出る母親とそうでない母親がいる理由はわかっていない。
要はホルモンの関係で不快なんですね。(ざっくりし過ぎる)
授乳中不快なのは
愛情不足でも、自分の気持ちの問題でもないこと
がはっきりしました。
ディーマーのことは誰にも相談できなかった
私がディーマーであると気づいたのは長女(1人目)が生後2ヶ月のころ。
その頃にもなると授乳のコツも大体つかみ始めたところでした。
さあ、飲もうね〜と声をかけて授乳をし始めてしばらくすると
腹の底から湧き上がる不快な感覚
がブワーッと身体中を駆け巡って鳥肌が出始めました。
今まで感じたことのない不快感に声にならない悲鳴をあげ、その不快感から逃れようとあぐらをかいていた足を上下にパタパタと動かしました。
そんなことをしても良くなるはずはないとわかっていても思わず体が動いてしまいます。
この不快感は授乳後すぐに解消されたので授乳中に発現するものだと気づきました。
今回たまたまだろうとスルーしていましたが、次の授乳時間でも同じような感覚があり、一体なんなんだ!?と混乱しました。
(以下閲覧注意です)
また、気持ちにも変化があり、出産後から不快感が出るまで何とも思っていなかったのに
今まで性器としての役割だったものを愛しの可愛い我が子が吸っている
という生々しい感想が自然と出てきて、罪悪感や嫌悪感を覚えるようになり、授乳するたびに拳を目一杯握り締め、ひたすら目を瞑って早く飲み終われと念じて授乳時間を耐えていました。
このことを母に相談しようとも思いましたが、子育て上の嫌悪感を出すことはなんとなくタブーなことと思ってしまい、何よりこんなことを思う自分の気持ちがおかしいのだと思い授乳中だけ我慢すればいいと相談できませんでした。
ネットで検索すると同様の症状を訴える体験談があり、そこでディーマーを知りました。
私だけではなかったというのが唯一の救いでした。
ディーマーへの対策
自分の気持ちに素直になる
授乳に関して、助産師さんから”幸せを感じるもの”と教わっていたので、授乳に対して後ろ向きな気持ちがある私って母性ないんじゃないのと思いましたが、ホルモンが悪さをしているとネットで見てからは
ま、ホルモンならしゃあない!私は授乳中不快なんじゃ、ガハハ!
と開き直って気持ちを切り替えることで自分を守りました。
自分の気持ちを自分が受け入れることで授乳に関して少しは前向きになりました。
気を紛らわせる
授乳中は愛しの我が子を見つめて…と育児書にかいてあることがありますが、私はなるべく授乳を気にしないようにするためにスマホでゲームをしたり、映画を観ることで気を紛らわせました。
育児書通りに授乳していたら、発狂していたと思います。
搾乳して哺乳瓶で与える
搾乳機で搾乳する分にはいくらか不快感がなかったので、どうしてもダメな時は時は搾乳して飲ませていました。
搾乳機は電動も手動も購入して使用しましたが、圧倒的に電動の方が楽でした!
ミルクへ移行しなかった訳
ディーマー対策で真っ先に挙げられるのは、ミルクへの移行であると思います。
こんなに不快な思いをしながらもミルク育児へ移行しなかった訳は
ただの面倒くさがり
だったからです。
※ミルク育児を否定するつもりは毛頭ないですし、ミルク育児にはミルク育児の大変さがあるのは重々承知です!
何度かミルクを作って飲ませてみましたが、ミルクを作って、冷まして飲ませて、消毒してという一連の作業が私にはハードルが高く、また母乳がよく出る方だったので
授乳中の10分や15分我慢すればいいんだ!
スマホゲームのレベル上げしよ!
今日はどの映画を観ようかな!
とポジティブに考えるようになりました。
嫌なものは嫌だったし、不快感は紛れることはなかったけれど、授乳に集中しなくていいのはよかったかも!
ディーマーはいつまで続いた?2人目以降は?
デーマーはいつまで続いた?
結局ディーマーは卒乳するまで続きました。
ディーマーの症状が出て1週間は不快感や嫌悪感が一番辛かったです。
それ以降は緩く不快感がありました。
長女の卒乳は1歳7ヶ月頃。
断乳のやり方がわからず、自然に任せる形で卒乳しました。
1歳を過ぎたあたりで授乳回数は1日1回(夜間授乳)程度になり、その頃からまた不快感が強くなっていきました。
眠気に勝てるはずもなく、夜中はスマホでゲームをしたり映画は観れないので不快感を紛らわすために寝ました!当母はセルフサービスとなっております!
この頃になると私の検索履歴が「卒乳 いつまで」「卒乳 やめさせる」と言ったワードで埋め尽くされていました。
2人目以降はディーマーになったのか?
2人目以降は全く何もなかったです。
それどころか2人目の時は「卒乳寂しい!」とまで思いました。
まさか私がそんな感情になるなんてなぁ、人とはつくづく不思議なものです。
2人目ということもあり、夜間断乳に挑戦したところ1歳前にスパッと卒乳しました。
夜間断乳についての記事も後々アップする予定です!
まとめ
以上が私が経験したディーマーに関する症状と対策でした。
私は我慢してしまいましたが、この感じ方には個人差がありますし、我慢する必要はありません。
授乳が辛い人は出産した産科へ相談した方がいいかもしれません。
この記事が参考になれば嬉しいです!
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